今年は仮想通貨やブロックチェーンに関わる新サービスが多くリリースされてきました。
当サイトでも企業や個人にこだわらず、新サービスが発表される度にご紹介してきましたが、今回は今年最後となるであろう新規リリースのサービスをご紹介します。
今回ご紹介させていただくジャンルは「自動売買アプリ」「社内インフラ」「決済」「ゲーム」「マッチング」です。
では早速、新規リリースのサービスを見てみましょう。
優秀なトレーダーの取引をコピーできる!?「マネコ」
「仮想通貨の取引で利益を出している優秀なトレーダーを「フォロー」することで、トレードシステムを通じて、トレーダーと同じ注文を自動で行うことができます。」
この一文でもはや説明はいらないかもしれません。
利益を出している人のトレードと同じ注文が自動で行われる仮想通貨トレード。
そんな驚くことができるのが「マネコ」というアプリです。
利益率や利益額、フォロワー数などで自分に合ったトレーダーを探すことができ、良さそうなトレーダーが見つかったらフォローと投資金額を入力するだけです。
あとは24時間の間に自動売買が行われた結果を待つのみという非常に簡単な仕組みになっています。
9月にはお試し版が既にリリースされていましたが、今月に入りアンドロイド版とiOS版を正式リリースしました。
気になる方は以下からダウンロード可能です。
1万円からでも投資可能ですので、試してみてはいかがでしょうか。
■マネコ
https://moneco.jp/
感謝の気持ちを仮想通貨で伝える「39WALLET」
宮城県にある企業「株式会社SRA東北」は、社内のコミュニケーションツールとして利用ができる「39WALLET」の運用を開始しました。
39WALLETでできるのは主に以下のようなことです。
- 39 WALLというメッセージ機能で、登録ユーザーが送受信したメッセージを誰でも閲覧が可能。
- 39POINTという仮想通貨を、メッセージに添えて送ることができる。
- 贈った、受け取った39POINT をランキングで見ることができる。
これまでに社内インフラのような形で、仮想通貨を同僚同士で送り合えるというシステムを開発した企業はありましたが、それに追随する形で始まった宮城発の39WALLET。
気になる方は以下のサイトで詳しい仕組みが説明されていますので、是非ご覧になってみてください。
■39WALLET
https://www.sra-tohoku.co.jp/39wallet
これからは独自の仮想通貨を持つ時代!?「カウリー」
「自分のお店で独自のポイントを簡単に作れたらなぁ」
そんな風に考えたことのある店舗オーナーは多いはず。
個人が経営するお店でポイント制度を導入するとなると、紙にスタンプを押すというアナログな方法か、高い導入費や手数料を払って既存のポイントカードを利用するしかありません。
今回ご紹介する「カウリー」は、簡単に独自の仮想通貨を発行してポイントや決済として使用することが可能です。
カウリーでは独自の仮想通貨を発行し、それをポイント代わりにお客さんにプレゼントすることもできますし、お店が発行した独自のカウリーをお客さんが購入しておけば、決済や回数券のような形で利用することができます。
カウリーは沖縄のコーヒーショップのオーナーらが集まって開発したスマートフォンのアプリです。
個人経営のお店だから思いつくことができたとも言えるこのアプリ、何だか流行るんじゃないかと言う気がしますね。
■カウリー by ヴヰンテージ
https://www.cowry.app/
日本発のブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」
仮想通貨やブロックチェーンを使ったゲームというのは、世界のあちこちで開発されていましたが、なんと国産のブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」が話題となっています。
My Crypto Heroesはイーサリアムをベースとしたブロックチェーンゲームです。
ゲームジャンルとしては「ワーカープレイスメント型のRPG」とのことですが、あまり聞き慣れない言葉ですよね。
簡単に説明すると、My Crypto Heroesは歴史上のヒーロー(偉人)を集め、強化していきながら他のプレイヤーと戦うゲーム。
ゲーム内ではイーサリアムで購入する「GUM」というゲーム内通貨を使い、集めたヒーローをトレードしたり購入したり、不動産を所有したりします。
またヒーローを自分好みにカスタマイズする「アートエディット」という機能も備えており、アートに対して投げ銭をしたり、逆に投げ銭を貰ったりということも可能です。
正確には12月ではなく11月30日にリリースしたゲームですが、今回ご紹介させていただいたのは、イーサリアムベースのブロックチェーンゲームの中で、取引高と取引量、そしてユーザーアクティビティで世界1位になっているためです。
もしかすると、日本発のブロックチェーンゲームが世界に誇れるようになる日も、そう遠くないかもしれませんね。
■My Crypto Heroes
https://www.mycryptoheroes.net/ja
クリエイターと企業をつなぐ「FOLLY」
世の中には専門的な知識や技能を持ったクリエイターが多くいますが、そんなクリエイターと企業とをマッチングするのが「FOLLY」です。
具体的には「個人情報ではなく成果物を見て人材を探す」という企業側の視点と、クリエイター側の「働きたいと思う人」というニーズをマッチングさせる、それがFOLLYの特徴となっています。
もちろんブロックチェーンに関する技術も用いられています。
例えばカメラマンであれば過去に撮影したものを成果物として見せたいところですが、著作権や知的財産権の侵害が気になるところです。
しかし、その成果物をブロックチェーン上で管理することで知的財産は守ることができるという仕組みになっています。
また、FOLLYでは「WOW!」というポイントでクリエイターが報酬を得られるというメリットもあります。
企業はWOW!をチャージし、クリエイターと「見る」「話す」「会う」といアクションをするとWOW!を消費します。
そのWOW!はクリエイターの報酬となり、最終的にAmazonギフト券と交換が可能という仕組みです。
必ず必要になる打ち合わせという時間でもちゃんと報酬が発生するのは、クリエイターにとっても大きなメリットと言えるでしょう。
■FOLLY
https://www.folly.jp/
まとめ
今回ご紹介したアプリやサービスをご覧になられて、どう思われたでしょうか。
筆者個人としては、資産や投資としての意味を持つ仮想通貨、そして第三のIT革命と言われるブロックチェーンという2つは着実に世の中に浸透してきているのがよく分かるという感想です。
投機的なものとしてしか見られていなかった仮想通貨は、徐々に世の中のインフラとして活用されてきており、個人や企業によるサービスが多く行われているというのは日本経済の力強さを感じさせます。
しかし、まだ国も正式に仮想通貨の存在に定義付けができていない段階ですから、未だ仮想通貨のことがよくわからないなんて方がいたとしても現状は致し方ないのかもしれません。
本サイトでも仮想通貨に関わるサービスは何度かご紹介させていただいています。
今回ご紹介したものや以下の記事でもご紹介したものを含め、気になるサービスは積極的に利用しながら仮想通貨がどんなものかを実際に体験してみてはいかがでしょうか。