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フィスコがZaifを買収!ハッキング事件が意外な好材料になる!?

フィスコがZaifを買収!ハッキング事件が意外な好材料になる!?

9月14日、コインチェックに続く仮想通貨取引所のハッキング事件が起きました。

標的となったのは、唯一NEMを円で購入できたの取引所の「Zaif」。

この事件、ハッキングという事実だけでなく意外な結果をもたらしているのですが、その具体的な内容をご紹介いたします。

Zaifハッキング事件の概要

事件が発覚したのは9月17日。ハッキングが行われてからなんと3日も経ってからの発表です。

まずは事件の内容やプレスリリースのまとめをご覧ください。

  • 入出金用のホットウォレットに対し不正アクセスが確認された
  • BTC(ビットコイン)、MONA(モナーコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)が外部に送金された
  • 被害額は日本円換算で70億円相当で顧客資産は約45億円
  • 被害の内訳は5966.1BTC(約42億円)、42327.1BCH(約21億円)、6236810.1MONA(約6.7億円)
  • 今回の事件を受け、フィスコのグループ会社が株式の過半数を取得する資本提携契約を締結
  • 同時に株式会社フィスコのグループ会社等を通じて50億円の金融支援、過半数以上の取締役と監査役の派遣を受ける事を決定
  • 更に株式会社カイカとの間でセキュリティ技術提供を受ける
  • 現在の経営陣は今回の事態を収拾後に退任し、フィスコグループの役員へ事業を引き継ぐ

現在、被害の拡大を防ぐために該当のサーバーを停止しているとしています。

株式会社フィスコとZaifの関係は?

株式会社フィスコは金融情報を配信する上場企業。投資家なら一度は耳にしたことのある会社名かと思います。

知る人はあまり多くありませんが、Zaifとフィスコは以前から業務提携状態にあり、フィスコの仮想通貨取引所のシステムはZaifのものを取り入れています。

以下の画像をご覧いただくとお分かりいただけるかと思いますが、作りがかなり似ています。

【フィスコ取引所】

【Zaif取引所】

ここまでで、「Zaif」「フィスコ」「カイカ」という3つの会社が登場しました。フィスコの取引所はZaifのシステムを導入していますが、フィスコ取引所は独自にカイカの高いセキュリティ技術を取り入れています。

なお、カイカもフィスコのグループ会社です。つまり、Zaifはハッキング事件をきっかけにフィスコに買収される形となります。フィスコ取引所と合併するかどうかは不明ですが、いずれその日が来る可能性は否めません。

辛らつなZaif社長の朝山氏への反応…

さて、気になる世間の反応ですが、NEMが唯一購入できた取引所であったため残念がる声が多いのは予想の範囲内です。しかしZaifと言えば、何かとバッシングされがちであった朝山社長という存在があります。

Twitterを確認してみると、やはり辛らつな言葉が並んでいます。

こんな厳しい言葉が投げられ続ける中、仮想通貨ニュースサイト「コインテレグラフ」では、「『コミュ障』経営者がやらかした」なんて記事まで掲載するに至っています。

■「朝山社長やっぱり…」仮想通貨取引所Zaifハッキング 業界関係者の声は?
https://jp.cointelegraph.com/news/crypto-markets-are-calm-after-the-zaif-hacking

上記記事によれば、業界関係者からも「経営させてはいけない人」という認識の人が多く、既に朝山社長は取引所の経営に対しやる気をなくしていたとも報じています。

どちらにしてもZaif経営陣が退任することで、フィスコが取引所の主導権を握ることになります。そこで思い出されるのが、日本への仮想通貨業界への参入という過去の話題です。

ハッキング事件が仮想通貨の相場反転の好材料となる!?

さて、昨今の仮想通貨業界の大きな話題と言えば、ビットコインETFの上場です。9月中には何らかの判断がなされるとしており、個人ではない機関投資家が参入するきっかけとなるため、これがビットコイン相場の好材料となるとする向きが多くあります。

それに加え、今回のフィスコのZaif買収も一つのきっかけとなる可能性はあります。コインチェックをマネックスグループが買収するとのリークが出た4月3日、相場が大きく高騰したことを覚えている方もいらっしゃるでしょう。

他にもLINE、楽天、Yahoo!といった大手企業が仮想通貨業界への参入を続々と表明しており、今回のZaifへのハッキングによる買収を含めて大手参入が現実化してくれば、仮想通貨業界に対する風向きが変わってくる可能性は十分にあります。

何かと悲観的な仮想通貨業界ですが、日本の取引所の多くが大手企業をバックにし始めた事は良い傾向と言えます。長く暗いトンネルの出口はもうすぐかもしれません。

まとめ

今回の事件に関して業界全体は比較的に落ち着いており、一時的に各通貨が下落したものの、その下げ幅は限定的です。

コインチェックの時と比べて被害額が小さかったということもあるかもしれませんが、投資業界で有名なフィスコが買収するとなったことも相場を落ち着かせている要因となっているのではないでしょうか。

ようやく日本の仮想通貨業界の大手は固い地盤が作られることになるかもしれません。

しかし、他に問題となっているのは「Zaifに立ち入り検査した金融庁は何を検査したんだ」ということです。今回の事件を受けた金融庁が、再びZaifへの立ち入り検査を検討していると報道されていますが、一体次は何を検査するのかといった疑問が残ります。

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