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2018年の急上昇ワード1位『仮想通貨とは』から見えてくる市場心理

2018年の急上昇ワード1位『仮想通貨とは』から見えてくる市場心理

2018年は1月のビットコインバブルとコインチェックハッキングに始まり、今日に至るまで仮想通貨業界は様々な話題で溢れました。そんな中、Googleが発表した「Year in Search: 検索で振り返る 2018」で驚きの発表がありました。

「仮想通貨とは」という言葉が検索数1位となっているのです。他にも仮想通貨にまつわるキーワードが多く検索されたという結果もあり、比較すると見えてくるものがあります。今回はGoogle トレンドを参考に仮想通貨業界の市場心理とも言える変化を考えていきます。

2018年の急上昇ワードのランキング

「仮想通貨とは」
まさかこの言葉が2018年の急上昇ワードになると誰が予想したでしょうか。実際にGoogleトレンドを覗いてみると、「急上昇ランキング」「話題の人」「ドラマ」というカテゴリの中の「○○とは」に、確かに 「仮想通貨とは」が1位と表示されています。しかも、3位には「ビットコインとは」もランクインしています。

「◯◯とは」カテゴリTOP10
1) 仮想通貨とは
2) 皆既月食とは
3) ビットコインとは
4) 裁量労働制とは
5) ガバナンスとは
6) パシュートとは
7) 丸山ワクチンとは
8) 万博とは
9) インフル エンサーとは
10) サマータイムとは

試しに「仮想通貨とは」「ビットコインとは」というキーワードの検索数を2017年10月から表示させてみると以下のような推移となっていました。

【仮想通貨とは】

■出典:Google Trends「仮想通貨とは」

【ビットコインとは】

■出典:Google Trends「ビットコインとは」

どちらも11月頃から検索数が増え、12月から翌年1月の間に最も検索されていることが分かります。やはりあの仮想通貨バブルは一部の人だけではなく、多くの人から関心を持たれていたのだということを実感させられます。

「仮想通貨とは」と同時に「〇〇仕組み」でも検索上位に

さて、Googleで検索されたキーワードで仮想通貨関連がランクインしたのは「〇〇とは」だけではありません。今回発表された「Year in Search: 検索で振り返る 2018」では、「〇〇仕組み」というカテゴリもあり、なんと「仮想通貨 仕組み」「ビットコイン 仕組み」「ブロックチェーン 仕組み」が、順番にランクインしています。こちらも2017年10月からの推移を確認してみると、「仮想通貨 仕組み」「ビットコイン 仕組み」は以下のグラフのように1月後半までに最も検索されていることが分かります。

【仮想通貨 仕組み】

■出典:Google Trends「仮想通貨 仕組み」

【ビットコイン 仕組み】

■出典:Google Trends「ビットコイン 仕組み」

グラフを見比べても、やはり仮想通貨バブルの終焉と共に検索数が急落していますが、「ビットコイン 仕組み」の検索数に関しては、若干ながら定期的に検索されている様子が伺えます。仮想通貨が日本でも広く知られるようになり、ある程度知識が付けば「〇〇仕組み」と検索したくなるのは自然な流れとも言えます。

しかし、本来「ビットコイン 仕組み」というキーワードは、あまり適切な検索方法ではありません。そう考えると定期的に「ビットコイン 仕組み」が検索されている様子から、仮想通貨の存在は知っているものの、その仕組みについてまだ理解しきれていない人が多いのではないかと予想できます。それを裏付けているとも言えるのが、「ブロックチェーン 仕組み」というキーワードです。

定期的に検索されている「ブロックチェーン仕組み」

「〇〇仕組み」のカテゴリの3位にランクインしたのが「ブロックチェーン仕組み」です。以下のグラフをご覧ください。

【ブロックチェーン 仕組み】

■出典:Google Trends「ビットコイン 仕組み」

先ほどまでと様子が違います。1月頃に検索数のピークを迎えているのは他のキーワードと同じですが、どちらかというと定期的に検索され続けている状況です。その後、5~6月頃を境に全体的に検索数は少し減っているものの、それでも一時的かつ定期的に検索数が伸びる瞬間が度々あることも見て取れます。「仮想通貨 仕組み」「ビットコイン 仕組み」というキーワードに対して、少々検索数の傾向が違う「ブロックチェーン 仕組み」ですが、ここから考えられる心理を考えてみたいと思います。

「ブロックチェーン 仕組み」と検索する人の心理

先ほども申し上げましたが、「仮想通貨 仕組み」であれば意味のある検索と言えます。しかし、数ある仮想通貨の一つであるビットコインの仕組みを調べるという動作は、固有名詞について仕組みを調べてしまっているということになります。分かりやすく例えると、「富士山 仕組み」「柴犬 仕組み」といったところでしょうか。

先ほどご紹介したグラフでは、「仮想通貨 仕組み」「ビットコイン 仕組み」が1月頃にピークアウトし、その後はほとんど検索されていません。それに対して「ブロックチェーン 仕組み」が継続して検索され続けているのを見ると、これまで仮想通貨について全く無知だった人も、その中身を理解し始めてきている、もしくは途中で仮想通貨自体に興味がなくなったと言えるかもしれません。

残念ながら、Googleトレンドでは10位までのランキングしか確認することはできませんが、「ブロックチェーン 仕組み」の検索数が徐々に減ってきている様子を見ると、仮想通貨に対する認知度や仕組みに関する認識も深まってきた可能性は考えられます。

先日以下の記事でもご紹介したとおり、2019年に予定されている仮想通貨に絡むサービスリリースは多くあります。もしかすると、来年は特定の仮想通貨や特定の仮想通貨関連のサービスが一気に検索数を伸ばすかもしれません。いち早く波に乗りたいという人は、やはり日頃からの仮想通貨の情報に目を光らせておく必要がありそうです。

2019年要注目のマネーフォワードの仮想通貨事業とは?

まとめ

思い返すと、ちょうど仮想通貨が盛り上がった昨年の終盤、関係者の多くが「仮想通貨元年」という言葉を多用していました。しかし、年が明けた今年1月には仮想通貨に絡む事件が多発。更に全く将来性が見えてこなかった仮想通貨に対して、今度は専門家などが「黎明期」という言葉を多く使っていたのを覚えています。ただ、黎明期というのは一般的にはまだ形になっていないものが新たに盛り上がろうとしている時期のことを指します。

今年が黎明期なのであれば、来年は様々な仮想通貨サービスで市場が湧く最盛期となるのか、それとも現物取引よりも実用化を目指していく過渡期となるのかが気になるところです。どちらにしても、大手企業が仮想通貨関連事業への参入を次々と表明してきたことを考えると、2019年は仮想通貨業界では新たなサービスが続々とリリースされていくはずです。今から期待が高まります。

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