2018年11月25日現在、45万円前後で推移しているビットコイン。ピーク時の価格、220万円とからするとずいぶん下落してしまいました。
しかし、「仮想通貨はもう終わり!」とサジを投げてしまうのはもったいない!ビットコインの価格が低迷している中、こっそりと上昇している仮想通貨も多いからです。
そこで今回は、2000種類以上存在すると言われる仮想通貨の中から「ビットコイン価格と相関性の低い仮想通貨」を20種類、厳選してご紹介。
手慣れた貨トレーダーの方はご存じの通り、多くの仮想通貨はビットコイン価格と連動しているため、相関性の低い仮想通貨を探すには大変です。下記で紹介するレアな仮想通貨を知っておけば、ビットコインが上昇しようが下落しようが、安定的に利益を狙うことができるかもしれません。
- 1. ビットコインと相関性の低い仮想通貨を時価総額順にご紹介
- 1.1. ①XRP (XRP)・時価総額3位
- 1.2. ②Stellar (XLM)・時価総額5位
- 1.3. ③Tether (USDT)・時価総額10位
- 1.4. ④Binance Coin (BNB)・時価総額14位
- 1.5. ⑤Maker (MKR)・時価総額21位
- 1.6. ⑥0x (ZRX)・時価総額24位
- 1.7. ⑦Dogecoin (DOGE)・時価総額25位
- 1.8. ⑧Decred (DCR)・時価総額26位
- 1.9. ⑨Basic Attention Token (BAT)・時価総額30位
- 1.10. ⑩Bitcoin Diamond (BCD)・時価総額34位
- 1.11. ⑪Bytecoin (BCN)・時価総額37位
- 1.12. ⑫Chainlink (LINK)・時価総額42位
- 1.13. ⑬Populous (PPT)・時価総額46位
- 1.14. ⑭TrueUSD (TUSD)・時価総額49位
- 1.15. ⑮Holo (HOT)・時価総額56位
- 1.16. ⑯Electroneum (ETN)・時価総額59位
- 1.17. ⑰WAX (WAX)・時価総額62位
- 1.18. ⑱Decentraland (MANA)・時価総額65位
- 1.19. ⑲MOAC (MOAC)・時価総額70位
- 1.20. ⑳Ravencoin (RVN)・時価総額72位
- 2. まとめ
ビットコインと相関性の低い仮想通貨を時価総額順にご紹介
まず、ビットコインはこれまでどのような価格推移を見せてきたのか、振り返っておきましょう。誕生した当初、ほとんど無価値だったBTCは、その後数年をかけて急成長。長期的なスパンでビットコインを振り返ると、下図のようになります。

上記チャートをここ1年間に拡大したのが下図です。

つまり、長期的に見ると上昇、短期的に見ると下落トレンドとなっています。この「過去1年間のチャート」を基本としつつ、BTC価格相関性の低い仮想通貨を以下に列挙します。
①XRP (XRP)・時価総額3位
リップルという呼称で知られるXRPは2018年9月、0.25ドルの安値を付けました。しかし2018年11月、0.5ドルを上回る水準まで回復。回復の兆しがないビットコインとは異なり、好調な値動きを見せています。
②Stellar (XLM)・時価総額5位
2018年9月に0.19ドルの安値を記録したXLMは、2018年11月には約0.26ドルまで回復。リップルほどではないにせよ、低迷するビットコインをよそに、好調な価格推移を見せています。
③Tether (USDT)・時価総額10位
USDTは米ドルと価格が連動するように設計された「ステーブルコイン」と呼ばれる仮想通貨。安定してほぼ1ドルで推移しており、値動きの激しいビットコインとは性質を異にしています。
④Binance Coin (BNB)・時価総額14位
世界最大の仮想通貨取引所Binanceが発行するBNBは、仮想通貨バブル崩壊後も、ビットコインほどの大幅下落を見せていません。2018年2月から2018年11月現在まで、おおむね10~15ドルの範囲内で推移しています。
⑤Maker (MKR)・時価総額21位
MKRは2018年9月に約300ドルの安値を記録した後、2018年11月現在、700ドル弱まで上昇。仮想通貨市場が低迷している中、2倍以上に成長しためずらしい通貨です。
⑥0x (ZRX)・時価総額24位
ZRXは2018年9月、0.5ドルを下回る水準で推移していたものの、わずか1ヶ月後には、ほぼ1ドルまで回復。2018年後半、価格変動が弱くなったビットコインとは違い、値動きの激しさを保ち続けています。
⑦Dogecoin (DOGE)・時価総額25位
DOGEは2018年8月に0.0023ドルの安値を記録した後、3倍弱となる0.065ドルまで上昇DOGEが上昇すると多くのアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)が上昇するとされ、ビットコイン価格と相関性が低い代表的な仮想通貨です。
⑧Decred (DCR)・時価総額26位
DCRは2018年5月、110ドルを超す高値を記録した後、2018年11月、40ドルを割り込む弱気相場へ。ビットコインを上回る、大幅な下落率を記録しました。
⑨Basic Attention Token (BAT)・時価総額30位
BATは2018年9月、0.14ドルの安値を記録した後、2018年11月には0.33ドルを記録。2倍近くの値上がりとなりました。多くの通貨で下落が見られた2018年11月も強い相場を保っているため、ビットコインとの相関性は低いと言えます。
⑩Bitcoin Diamond (BCD)・時価総額34位
BCDは2017年11月、ピーク価格90ドルにタッチした後、2018年11月現在では、なんと1ドル台で取引される驚きの下落幅を記録。同時期に3分の1となったビットコインとは比べものにならない下落率です。
⑪Bytecoin (BCN)・時価総額37位
BCNも2018年の下降トレンドでビットコインより大きく下落しました。2018年1月に約0.016ドルの高水準で推移していましたが、2018年11月には約0.001ドルまで値下がりしました。
⑫Chainlink (LINK)・時価総額42位
LINKは仮想通貨市場が低迷している2018年7~11月、0.17ドルから0.57ドルまで上昇しためずらしい通貨です。ビットコイン価格の弱い値動きにつられず、力強い右肩上がりを描いています。
⑬Populous (PPT)・時価総額46位
2018年1月に70ドルを超す水準で取引されていたPPTは、2018年11月現在、3ドル台まで下落。ショート(空売り)していたら、膨大な利益を手にできたことでしょう。
⑭TrueUSD (TUSD)・時価総額49位
TUSDは米ドル価格と連動した価値を持つ「ステーブルコイン」の1つです。仮想通貨市場が下落相場でも、1ドルの価値を安定して保ち続けることから、ビットコイン価格との相関性はほとんどありません。
⑮Holo (HOT)・時価総額56位
HOTは2018年7月、0.0004ドルの安値を記録した後、2018年9月に0.0014ドルまで上昇し、3倍以上に。独自の材料で上昇しており、ビットコイン価格との相関性は高くありません。
⑯Electroneum (ETN)・時価総額59位
2018年9月前半、0.005ドルの安値を付けたETNは、2018年9月後半には5倍となる0.025ドルを記録。ビットコイン価格が安値に張り付いている中、独自の急上昇を見せています。
⑰WAX (WAX)・時価総額62位
チャート左半分を見ると下落トレンドのようですが、最近の値動き(右端)に注目。2018年9月の0.05ドル台から、2018年11月の約0.12ドルまで値を上げています。ビットコインに見られない安定的な上昇トレンドを描いています。
⑱Decentraland (MANA)・時価総額65位
2018年9月、0.05ドル付近で推移していたMANAは、2018年11月に0.1ドルまで回復。ビットコイン価格と連動しておらず、相関性が低い仮想通貨と言えます。
⑲MOAC (MOAC)・時価総額70位
MOACは2018年1月のピーク時に約17ドルを記録するものの、2018年11月現在にはなんと1ドル台まで下落。ビットコイン価格とは無関係に、17分の1まで時価総額を縮小させています。
⑳Ravencoin (RVN)・時価総額72位
RVNは2018年10月、0.015ドルの安値圏で推移していたものの、そのわずか10日ほど後、0.06ドル台の高値を記録。約4倍に急騰した後も上昇前よりも高い水準を保っており、ビットコイン価格との相関性は低い仮想通貨です。
まとめ
ここまで、ビットコインと価格相関性の低い仮想通貨を20選ご紹介しました。ビットコイン価格が低迷している相場で利益を出したい場合や、ビットコインを保有するよりもさらに大きなリターンを狙いたい場合、こうした「ビットコイン価格と相関性が低い仮想通貨」に着目するのが効果的。チャンスを逃さないためにも、上記の仮想通貨をぜひチェックしてみてください!