データベース検索

【2018年度版】国内取引所比較&おすすめランキングベスト10

【2018年度版】国内取引所比較&おすすめランキングベスト10

日本国内の仮想通貨取引所は全部で12社ほど。今回は、その中から10社をおすすめの取引所としてランキングし、特におすすめの5社を「取扱通貨」「手数料」「使いやすさ」などで比較してみたいと思います。

おすすめの取引所ランキングベスト10

  • 【1位】GMOコイン
  • 【2位】bitFlyer(ビットフライヤー)
  • 【3位】bitbank.cc(ビットバンク)
  • 【4位】QUOINEX(コインエクスチェンジ)
  • 【5位】BITPOINT(ビットポイント)
  • 【6位】Zaif(ザイフ)
  • 【7位】Coincheck(コインチェック)
  • 【8位】DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
  • 【9位】BitTrade(ビットトレード)
  • 【10位】BTCbox(BTCボックス)

上記のランキングは取扱通貨数、手数料の高さ、使いやすさやセキュリティ、その他機能などを総合的に比較した物となります。取扱通貨数は多いほうが魅力的、手数料については安いほうが魅力的という判断基準ですが、人によっておすすめの順位は違うものになるでしょう。あくまで筆者の主観で総合的に見てこのような順位とさせていただきました。

上位5社の「取扱通貨」「手数料」「使いやすさ」を比較

では、上記のランキングにおいてポイントとした取扱通貨数や手数料、使いやすさやセキュリティ、その他機能の具体的なところを見てみましょう。

GMOコイン

取扱通貨(全5種) ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)
入出金手数料 無料(振込の場合の 手数料ユーザー負担)
仮想通貨入出金 無料
取引手数料 無料
使いやすさ

セキュリティの高さや手数料が安いという事で人気のGMOコイン。スマホアプリの使い勝手も評判は上々です。預かり資産は当然分別管理されていますし、オフライン管理やマルチシグネイチャ(複数鍵)にも対応しており、更には内部の不正対策を徹底しているという事もあり、使いやすさ、セキュリティ、テクニカル指標の多さから総合1位と言って良いでしょう。

bitFlyer(ビットフライヤー)

取扱通貨(全7種) ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、リスク(LSK)
入出金手数料 【入金】銀行振込(手数料ユーザー負担)・リアルタイム入出金手数料324円(手数料ユーザー負担)
【出金】三井住友3万未満216円/3万以上432円、三井住友以外3万未満540円/3万以上756円
仮想通貨送金 イーサリアム0.005ETH、イーサリアム・クラシック0.005ETC、ライトコイン0.001LTC、ビットコインキャッシュ0.0002BCH、モナコイン 無料、リスク0.1LSK
取引手数料 ビットコイン0.01% ~ 0.15%(金額による)、他アルトコイン無料
使いやすさ

名実ともに国内最大級の仮想通貨取引所のbitFlyerですが、手数料がちょっと気になります。とはいえ、米国の格付けでも最高ランクのセキュリティ評価を受けた実績もある上、信頼性としては右に出るものも数少ない取引所なのは間違いありません。ビットコインのクラウドファンディングやサービス利用でビットコインが貰えるサービス、提供される使いやすいチャートツールなども好評です。しかし現在、金融庁からの業務改善命令を受けて、新規アカウントの作成が停止となっている点は大きくマイナスになります。

bitbank(ビットバンク)

取扱通貨 円建て4種:ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)、BTC建て2種:イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)
入出金手数料 入金無料(手数料ユーザー負担)/出金540円(3万以上は756円)
仮想通貨入出金 入金無料/出金無料(マイナーへの手数料は別途)
取引手数料 無料(9月末まで)
使いやすさ

手数料の安さで最も評価が高いのがbitbankです。購入するだけであれば本人確認書類のいらないアカウント作成だけで可能ですので、非常にスピーディに取引を開始できます。但し、出金の為には本人確認書類などの手続きが別途必要になりますので注意です。また、取引所としての信頼性も厚く、セキュリティもコールドウォレット管理、マルチシグ、顧客資産の分別といった非常に安全な対策をとっています。取引ツールも上位2社と遜色ない使いやすさで、総合3位か2位かというところで悩むのがbitbankです。

QUOINEX(コインエクスチェンジ)

取扱通貨(全5種) ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、キャッシュ(QASH)、リップル(XRP)
入出金手数料 入金無料(振込の場合の 手数料ユーザー負担)/出金:500円
仮想通貨入出金 無料
取引手数料 ビットコイン無料、イーサリアム建ては0.1%、他アルトコイン0.25%
使いやすさ

手数料の高さは安くもなく高くもなくといったところですが、逆に言えばシンプルで分かりやすいというメリットとも言えるでしょう。上位3社との大きな違いはありませんが、セキュリティの高さにおいて評価が高くなります。コールドウォレット、マルチシグはもちろん、ログイン情報変更後は一定期間の入出金に制限をかけたり、出金までに4段階のプロセスを踏む必要があり、面倒はありますがセキュリティ面での安心度は高くなります。クイック入金の手数料が無料という事も評価できますが、逆にセキュリティ確保のために人の目で確認して出金処理を行っているという事もあってか、出金までに数日かかる場合があるという事で入金の早さのメリットを打ち消してしまっている感があります。

BITPOINT(ビットポイント)

取扱通貨(全5種) ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)
入出金手数料 無料(手数料ユーザー負担)
仮想通貨入出金 無料
取引手数料 無料
使いやすさ

BITPOINTが他の取引所と違うのは、国内で唯一MT4が使える事。FX取引用の口座が必要とはなりますが、MT4と言えば外国為替証拠金取引や株式、先物取引などにおいて、世界最高峰と言われるチャートツールであり、トレーダーは喉から手が出るほど使いたいツールです。実は、上位4社のツールはTrading Viewという仮想通貨業界でよく使われているチャートツールを基にしています。使い勝手は悪くないのですが、会社によって描画ができたりできなかったり、MT4に慣れ親しんだ筆者個人としてはTrading Viewはちょっと使いづらい感もありましたので、BITPOINTがMT4を導入しているのは高ポイントとして捉えました。セキュリティ面に関しても独自のアルゴリズムに基づいたセキュリティ対策をしており、社内の不正対策も厳しく行っています。知名度的なところでいうと意外と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、手数料が安いこともあって総合的に5位とさせていただきました。

【番外編】噂のあの取引所を比較!

さて、仮想通貨取引所のランキングと上位5社の詳細を見てきましたが、「あれ?あの取引所が入ってない…」と思われた方もいらっしゃるでしょう。そう、今回は取引者数は一切考慮していませんので、知名度の高い「Zaif(ザイフ)」「Coincheck(コインチェック)」が6位以下となっています。では上記の取引所の詳細は実際のところどうなのか、詳細を見てみましょう。

Zaif(ザイフ)

取扱通貨(現物のみ全9種) ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ネム(XEM)、モナコイン(MONA)、ザイフ(ZAIF)、CounterParty(XCP)、ぺぺキャッシュ(PEPECASH)、COMSA(CMS)
入出金手数料 コンビニ入金3万未満486円・3万以上594円、ペイジー入金3万未満486円・3万以上594円(銀行振込の場合の手数料ユーザー負担)/銀行振込出金50万未満350円、50万以上756円
仮想通貨入出金 BTC送金 0.0001~0.01BTC、XEM送金 2~20XEM、MONA送金 0.001~0.1MONA、Counterparty送金 0.001~0.1BTC、BCH送金 0.001~0.01BCH、ETH送金 0.01~0.05ETH、CMS(XEM)送金 5~25XEM、CMS(ETH)送金 0.01~0.05ETH
取引手数料 ビットコイン無料、ぺぺキャッシュ0.01%、ビットコインキャッシュ0.3%、他0.1%
使いやすさ

まずZaifは筆者も利用しており、本来は上位に入れたい気持ちはやまやまなのですが、如何せん、評判が良くありません。日本で唯一ネムを購入できる取引所ということもあって利用者も多いのですが、手数料が分かりづらく、PCサイト、スマホアプリも共に使いづらさが否めません。非常にマニアックなトークンや積立型の購入、Zaifチップという仮想通貨を送り合える機能など、面白い機能が多くあるため魅力的ではあるのですが、サーバーが弱く、ビットコインが0円で買えてしまって2兆円を手にしたという人まで現れる始末。セキュリティ面では煩わしさを感じるほど厳重なものになってはいるものの、スタートアップの不安定な印象が強く残る取引所です。

Coincheck(コインチェック)

取扱通貨(全9種) ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、リスク(LSK)、ファクトム(FCT)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)
入出金手数料 銀行振込(振込の場合の手数料ユーザー負担)、コンビニ3万未満756円/3万以上1000円、クイック入金3万未満756円/3万以上1000円/50万以上0.108% + 486円/出金400円
仮想通貨入出金 ビットコイン0.001BTC、イーサリアム0.01ETH、イーサリアムクラシック0.01ETC、リスク0.1LSK、ファクトム 0.1FCT、リップル0.15XRP、ネム0.5XEM、ライトコイン0.001LTC、ビットコインキャッシュ0.001BCH、※コインチェックユーザ間は無料
取引手数料 無料
使いやすさ

日本では「始めやすい!」「使いやすい!」「見やすい!」といった3拍子で評価の高かったCoincheckですが、皮肉にも彼の事件で一躍有名になってしまいました。確かに、スマホアプリのデザイン性はシンプルかつ使いやすいので間違いありませんが、手数料が非常に高いのが大きくマイナスです。スプレッドも大きく開いているため、短期トレードにはまず向かないでしょう。Coincheckもネムを取り扱う取引所であるということや、事件以来、セキュリティ面での対策を進めており、大手証券会社のマネックスグループによる買収もありました。それらを理由に国内のユーザーから早急の再開を望む声が多く、今後に期待という意味もあって番外編として取り上げさせていただきました。

まとめ

今回は、国内の全ての仮想通貨取引所をランキングし、それぞれの比較をしてみました。正直「初めて聞いた」という取引所もあったのではないでしょうか。どうしても知名度から会社を選択してしまうと言うのは人の性ではありますが、第三者的目線で公平に比較していくと、上記のランキングに近い評価となる方は多いかと思います。しかし、ネムやリップルのように特定の取引所でしか購入できないものもあるため、後は各取引所のデメリットを許容できるかどうかで判断されると良いかもしれません。