データベース検索

初心者でも分かる仮想通貨の基本チャート9つの種類と見方を解説!

初心者でも分かる仮想通貨の基本チャート9つの種類と見方を解説!

仮想通貨に限らず、相場の動きを表すチャートは最もよく目にするローソク足だけではありません。全くの初心者から仮想通貨を始めて今までチャートを何となく見ていたという方も多いかと思いますが、今回ご紹介するチャートは「こういう動きを見るためのもの」という目的がそれぞれ違います。この記事では仮想通貨トレーダーが最もよく使っている「TradingView」のチャートを参考にしながら、ローソク足を含め9つのチャートの見方と特徴を解説いたします。

バーチャート

「バーチャート」には「3本値」「4本値」の2種類がありますが、主に使われる4本値で解説させていただきます。バーチャートは下図を見ていただくと分かりやすいかと思います。

横棒で「始値」「終値」を表し、縦棒で「高値」「安値」を表しています。陽線(価格上昇)と陰線(価格下落)の別は一般的に赤や緑で表されることが多く、TradingViewのデフォルト設定では陽線が緑、陰線が赤となっています。バーチャートの主なメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット:バーチャート図のようにトレンドラインが視覚的、感覚的に分かりやすい
デメリット:始値と終値、陽線と陰線の別が見にくい

ローソク足

バーチャートを視覚的に見やすくしたのが「ローソク足」です。バーチャートは欧米人がよく使いますが、ローソク足は江戸時代の日本人が米などの先物取引のために考案されたもので、日本人を始めとして世界中の人たちが愛用するチャートです。ローソク足の見方は以下の図をご覧ください。

四角い部分は「実体」と言って「始値」「終値」を表す部分で、上下の線は「ヒゲ」という「高値」「安値」を表すものです。ローソク足のメリット・デメリットは以下のようになります。

メリット:相場の本来の価格を示す実体が分かりやすく、短期トレード向き
デメリット:一本一本の表示が大きいため、相場全体の動きを把握しづらい

平均足

ローソク足の応用版と言えるのが「平均足」です。その名の通り、平均値としてのローソク足を形成するのですが、こちらもまずは下図をご覧ください。

平均足は、現時点の足だけでなく直前の足の価格も重要になります。上下に伸びるヒゲの付け方はローソク足と同じ「高値」「安値」と同じ理屈です。平均足の実体は以下のように決められます。

前の足の(始値+終値)÷2=「始値」

現在の足の(始値+高値+安値+終値)÷4=「終値」

この計算で作られることで陽線と陰線が連続して表示されるため、ローソク足よりも落ち着いたトレードができるのが特徴です。これは先ほどのローソク足チャートで陽線・陰線の連続具合を比較していただくと分かりやすいでしょう。平均足のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット:トレンド(相場の方向性)や転換が分かりやすく、騙し(明らかに方向が決まったと思わせて逆に行く動き)に強い
デメリット:瞬発力の必要な短期トレードには向かない

ラインチャート・エリアチャート

「ラインチャート」と「エリアチャート」は、「線の中が塗りつぶされてるかどうか」の違いだけです。ラインチャートは線のみ、エリアチャートは線の下が塗りつぶされています。チャートの仕組みは単純で終値の点を線で結んだだけで、相場全体の動きとして上昇なのか下落なのかがパッと見で分かるというのが特徴ですので、トレンドを確認するための大まかなチャートと考えると良いでしょう。ラインチャート・エリアチャートのメリット・デメリットは以下のようになります。

メリット:視覚的にトレンドを見るには最もシンプルで分かりやすい
デメリット:高値や安値が分からないため、エントリー(トレード開始決済)ポイントやエグジット(トレード終了決済)ポイントが分かりにくく、騙しも防ぎにくい

ベースライン

あまり使用される方も多くありませんが、現在の価格水準がどのあたりであるかを確認するのに有効なのが「ベースライン」のチャートです。上図のチャートは真ん中で青と赤に分かれていますが、その分岐点となる価格は自分で決めることができます。現在の相場を分析した結果、自分が想定する価格より高い水準にあるのか低い水準にあるのかを確認するために使えるかもしれませんが、トレードにおいては、やはり短期というよりも中長期的な目線で見るべきチャートと言えるでしょう。また上図のように、現在の相場がどの価格帯を意識しているか確認するのにも有効です。ベースラインのメリット・デメリットは以下の通りとなります。

メリット:直近の価格水準より低いか高いかが確認できるため、買い時か売り時かが大まかに分かる
デメリット:トレンドや転換点が分かりづらいため、利確、損切りがしにくい

練行足(れんこうあし)

「練行足」とは、一つのボックス(ローソク足で言うと実体)に対して予め自分で値幅を設定し、「設定した値幅分以上に上昇」したら陽線、「設定した値幅分以上に下落」したら陰線を右側に追加していくというもの。仮に5日間のトレードの中で1ボックス10円と設定した場合に以下のようになります。

1日目 11円上昇→陽線記入
2日目 9円上昇→何も書かず
3日目 13円下落→陰線記入
4日目 10円上昇→陽線記入
5日目 5円下落→何も書かず

平均足と同じように、短期トレードというよりは中期的なトレードに向いたチャートと言えます。練行足のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット:時間は無視して値動きの方向性だけを見る為、トレンドが掴みやすい
デメリット:トレンド転換の反映が遅いため、損切りが遅れる可能性がある

ラインブレイク

「ラインブレイク」は、予め設定した本数前の足に対して現在価格が高値と安値を更新したらトレンド転換を示唆するチャート。文章では分かりにくいと思いますので、設定を「3本分」と設定した場合の下図をご覧ください。

ラインブレイクの特徴は、トレンドの継続と転換が見ることができるというのがポイント。決めた本数分の高値安値を更新し続けないと陽線と陰線も続きませんので、「トレンドに乗れた!」と勘違いしやすいものでもあります。ラインブレイクのメリット・デメリットは以下のようになります。

メリット:継続して陽線と陰線が出ている場合はトレンドに乗りやすい
デメリット:陽線と陰線が切り替わったからと言って必ずしも転換したとは言い難いため、騙しも多くなる

カギ足

「カギ足」の仕組みは練行足とよく似ています。予め設定した値幅を達成すれば、上もしくは下方向に線を追加していきますが、上(下)に伸びていたが次の足で設定した値幅以上に下落(上昇)した場合は、横の列に線を引いて下落後の価格まで線を下に伸ばします。この上昇から下落に代わる際の凸の形を「肩」と言い、下落から上昇に代わるときの凹の形を「腰」と言います。上図ではカギ足が緑と赤の色で分かれていますが、前回の肩を現在価格が超えてくると上昇トレンドと判断して緑に、前回の腰を下回ると下落トレンドと判断して赤になるという見方をします。カギ足のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット:色が変わればそのまま上昇、もしくは下落が続くことが多いためトレンド転換が分かりやすい
デメリット:時間という概念を排除しているため、先読みした分析はしづらい

ポイント&フィギュア

チャートの中でもマニアックな「ポイント&フィギュア」。上図はイタズラ書きのように見えますが、ポイント&フィギュアはローソクでも線でもなく「×」「○」で値動きを表すのが大きな特徴です。×が上昇、○が下落を表しますが、逆に覚えてしまうことが多いため注意が必要です。練行足とカギ足同様に、予め×や○が追加される値幅を決めておき、設定した値幅は「1枠」単位で考えます。価格が1枠分の値幅を更新したら上(下)に×(○)を追加して書くというものです。×と〇が入れ替わる時のルールですが、それまでとは逆方向に3枠分動いたら隣の列に○、もしくは×を書いていくということになります。なお、転換した時に横の列に×や○を書く場合は、必ず1枠分空けます。ポイント&フィギュアのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット:チャート全体の動きとトレンドを大きく捉える事ができ、トレンドの転換もつかみやすい
デメリット:実際の値幅が分からないため、高値や安値の更新がされたのか判断しにくい

まとめ

TradingViewにて利用できるチャートを9つご紹介しました。どのチャートが一番良いということは個人の見解によるため明言できませんが、最もよく使われているのは、ローソク足です。長いヒゲが発生したなら、その長さの分の価格形成を否定したということであり、実体が長くなったら市場はその値幅分の買う価値、売る価値を見出しているということができます。これは少々難しい考え方ですので、後日改めて分かりやすく解説させていただきます。どちらにしてもチャートというのは、1本1本の足がどういう成り立ちで完成するのかを把握することで、現在の相場の動きにどんな意味があり、今後どのように動こうとしているのかが読みやすくなります。是非、自分に合ったチャートを見つけてみてください!

■出典:TradingView
https://jp.tradingview.com/